フィリピン夜のラジオのVOKUです。KTVで働く女の子の中には、もともとは非常に真面目で、「枕」のような行為には強い抵抗を感じている子が大半です。しかし、ある出来事をきっかけに、彼女たちはその一線を越える決意をしてしまうことがあります。今回は、そんな彼女たちが「枕」を決意せざるを得なくなる、悲しくもリアルな瞬間に迫っていきます。

決意の瞬間①:緊急でお金が必要になった時

最も一般的な入り口が、これです。家族の病気や子供の学費など、「今、この瞬間にお金がなければならない」という切羽詰まった状況に追い込まれた時です。友人から借金(ウータン)を重ねても足りず、誰もこれ以上貸してくれない。そんな八方塞がりの状態で、彼女たちは最終手段に手を伸ばします。ただし、誰でもいいわけではありません。普段から気のある、お気に入りの客に対して「この人だったら…」と、最後の望みを託すのです。

決意の瞬間②:絶対に手放したくない客が離れそうになった時

自分の収入の大部分を支えてくれる「太客」や、店のナンバーワンの地位を維持させてくれる大切なお客さんが離れそうになった時も、彼女たちは精神的に極限まで追い詰められます。「このお客さんがいなくなったら、私の生活は崩壊する」という恐怖。そんな時に客から「お前はやらないから、他の子にするよ」といった最後通牒を突きつけられると、彼女たちは「やるしかない」と決意を固めてしまうのです。この時点では、彼女たち自身も「枕」ではなく「好きな人との自然な成り行き」と自己正当化していることが多いのが特徴です。

決意の瞬間③:気分的な利害が一致した時

これは追い詰められた状況とは少し異なります。クラブで一緒に踊って気分が最高潮に盛り上がったり、お酒の勢いであったり。人間ですから、女の子たちにも当然、性的な欲求はあります。お互いの気持ちとタイミングが合致した時、生理的に無理ではない相手であれば、自然な流れで関係を持つこともあります。これは営業というよりは、一人の人間としての感情が動いた結果と言えるでしょう。

警告:一度始めた枕は「癖」になる

最も恐ろしいのは、枕が常習化してしまうことです。最初のうちは「好きな人だから」「仕方なかったから」と自分に言い訳をします。しかし、その行為を繰り返すうちに、言い訳のハードルはどんどん低くなっていきます。そして、いつしか罪悪感は麻痺し、自ら金額を提示し、体を売ることが当たり前の「営業スタイル」になってしまうのです。「5000ペソでどう?」と、かつては考えられなかったはずの言葉を平気で口にするようになります。

結論:彼女を追い詰めているのは誰か?

真面目だった女の子が枕を決意する背景には、常に精神的、経済的な「追い詰められた状況」が存在します。その引き金を引くのは、多くの場合、客である我々男性側です。

  • 追い詰められた状況を理解する:彼女たちの背後にある厳しい現実から目をそらさない。
  • 関係性の見極め:自分への好意が本物か、それとも desperation(絶望)から来るものかを見極める。
  • 安易な関係は要注意:枕から始まった関係は、彼女をさらなる深みへ落とす危険性をはらんでいる。

もしあなたが本当に彼女を大切に思うなら、彼女を精神的に追い詰めて一線を越えさせるのではなく、人として支える道を選ぶべきです。安易な誘いが、一人の女性の人生を狂わせてしまう可能性を、決して忘れてはいけません。