「マニラの空港、何回も来てるけど大丈夫」——そう思っていても、油断するとやられるのが空港です。フィリピン夜のラジオのVOKUです。今回はマニラ空港で気をつけるべき3つのポイント——呼び込みタクシー、税関、そして激怒厳禁——を整理します。9年前に呼び込みタクシーで本来190ペソの距離を3,000ペソ取られた僕の経験も含めて、本当に効く話だけお伝えします。

1つ目:呼び込みタクシーには絶対乗らない

一つ目は空港の呼び込みタクシー。「こっちに乗りなさい、お安くするよ」と声をかけてくる人には絶対についていってはいけません。フィリピンのプチぼったくり(50〜100ペソ上乗せ)は許容範囲ですが、空港の呼び込みは桁違い——本来200ペソの距離が2,000〜3,000ペソに跳ね上がります。

僕も9年前、フィリピンに来て3〜4回目でマカティまで190ペソの距離を3,000ペソ取られました。グラブが面倒で、呼び込みのおじさんがフレンドリーだったから「俺は人を見る目あるから大丈夫だろう」と乗ってしまったのが運の尽き。メーターはそもそも付けてくれず、付けてくれと言える空気でもなかった。街中の呼び込みタクシー(クリスマスシーズンの行列回避用)は2〜3倍くらいでまあアリですが、空港の呼び込みは10倍以上です。グラブ一択。

2つ目:税関で目をつけられないように

二つ目は税関。本来払うべき税金は払うべきですが、向こうも交渉前提でぼってくるのが現実。本来7,000ペソのところ「2万7,000ペソだよ」と言われ、交渉して2万ペソに着地——みたいな話があります。

iPhoneや高級ブランドを彼女へのプレゼントに持ち込むのが特に危険。捕まれば「払うか取り上げられるか」の二択を迫られ、向こうの利益にしかならない。プレゼントはフィリピン現地で買う方が結果的に安全で安上がりです。フィリピンでもオリジナルのブランド品はちゃんとあるので、ローカルじゃない大きなモールで買えば偽物ではない本物が手に入ります。

さらに高級時計・ネックレスをつけたままの入国は厳禁。狙われ放題なので、空港を抜けるまでは控えめに。今の大統領になってから税関が少し怪しくなった印象があるので、少なくとも当面は警戒した方がいいです。

3つ目:激怒・逆切れは絶対NG

三つ目は激怒厳禁。呼び込みも税関もこちら側にちょっとイラっとくる横柄な態度で来るので、つい「俺を誰だと思ってんだ、騙してんじゃねえ」と逆ギレしたくなる気持ちは本当によく分かります。でもこれをやってはいけません。

空港で喧嘩した時に勝てる相手は「空港トップの管理職クラスのコネクション」を持っている人だけ。普通の人がイミグレーションのスタッフに知り合いがいる程度ではクソの役にも立ちません(僕も知り合いはいますが本当に役に立たない)。中途半端なコネクションで逆ギレしたら、ぼったくり額が爆上がりするか、最悪入国禁止——向こうは簡単にできてしまいます。

対応はとにかく笑顔で「ごめん、よく分からない」。へらへらしすぎず、しかし下手に出て交渉する。これができないと、向こうのフィールドで完全に負けます。9年経って今でも僕は税関に捕まったことがありませんが、それは高いものを持ち込んでいないからというのが大きいです。

VOKUの総括:マニラ空港の3つの罠

空港のトラブルはほぼこの3つに集約されます。

  • 呼び込みタクシー:10倍以上、本来190ペソの距離が3,000ペソに。
  • 税関で高級品を狙われる:プレゼントは現地で買う、時計・ネックレスは控える。
  • 激怒・逆切れ:普通のコネクションでは絶対勝てない、入国禁止リスクも。
  • ストリートビューで事前確認:空港から出る前にグラブ前提で動く。
  • 笑顔で「ごめん」:交渉は感情を抑えるのが鉄則。

マニラ空港は最初の関門ですが、3つの罠さえ知っていれば実害は最小限に抑えられます。「ベテランだから大丈夫」と思った瞬間が一番危ない——9年来た僕でも初回でやられた経験があるので、何回目の入国でも緊張感を持っておいてください。