「フィリピン何年いるけど、これはこういう風にしなさい」——日本食レストランで隣の席から聞こえてくる、自称ベテランのアドバイス。フィリピン夜のラジオのVOKUです。今回はその中でも絶対に参考にしてはいけない3つの話——相場上げ理論、狙った子100発100中メソッド、タガログ覚えないと意思疎通無理——を整理します。マウント取りで損するのは、それを真に受けたあなた自身です。

1つ目:「相場上げないで」理論

一つ目は「相場上げないで」理論。「LAは1,000ペソでできる」「タクシー雨の日50ペソ上乗せはふざけんな、メーターでメーター」——これらを「払うと相場が上がる」と止めに来る自称ベテラン、結構います。

結論を言うと、9年住んでみて相場は上がっていません。ちょっと上がったとしてもそれは物価上昇のせいで、こちらが多めに払ったからではない。値下げ交渉前提の場所で相手を切れさせるレベルまで粘ると次に行きづらくなるし、隣にいる新人にいいとこ見せようとして「俺は20年住んでるから知ってる」と詰めてタクシーを下ろさせる人——あれは単にダサくて損してるだけ。雨の日の50ペソ上乗せはバチクソ普通です。笑顔で交渉する方が結果的に安く済む——僕がワンウェイ違反で警官に呼び止められた時も、笑顔で対応したら最初の提示価格自体が安かった、という話を前にしました。

2つ目:狙った子100発100中メソッド

二つ目は「こうすれば100%落とせるよ」系の万能メソッド。「俺はあそこの女もやったし、こうこうこうしたら全然いける」とベラベラ語る人——絶対に信用しないでください。

100%落とせるテクニックは存在しません。ホストの伝説と言われる軍人さんですら断言しています。女の子による、タイプによる、話し方による——通用しない子の方が多いのが普通です。1〜2回でサクッと落とせるエピソードは、ただの槍のマン太郎を引いただけ。それを「俺のテクニックだ」と語る人は、たまたま運良く当たった経験を再現可能なメソッドと勘違いしているだけ。

本当のベテランはこういうテクニックをベラベラ喋らない——自分のものだから広めたくない。喋る人ほど薄っぺらい、と覚えてください。100発100中はないので、期待しすぎないこと。

3つ目:「タガログ覚えないと意思疎通は無理」

三つ目は「タガログ覚えないと意思疎通は無理」論。これは最近、変なやつに絡まれた時に言われたことなんですが、完全に否定したいです。

フィリピンは英語が普通に通じる国です。英語ができなくても意思疎通はできます。僕が9年前に初めてフィリピンに来た時、「I miss you」を翻訳したら「あなたを間違えた」と出たのでSorryと返した、というレベルでも意思疎通はできていました。フィリピン人もちゃんと理解しようとしてくれるし、通じなければボディランゲージで補い合える。

「タガログ覚えないと無理だから日本人は帰ればいい」と煽るタイプの人は、こちらが「じゃあ会って話そう、録音してYouTubeに出すよ」と返したらビビって会わなかった——つまりマウント取りたいだけのこじらせ系です。タガログを覚えないと無理だったら、フィリピンに彼女を作っている人もビジネスをしている人も全員失敗しているはず。英語通じる、ボディランゲージで補える、フィリピン人は理解しようとしてくれる——この3点で十分です。

VOKUの総括:自称ベテランの3つの嘘

マウント取りに使われがちな3つの理論——全部参考にしないでください。

  • 「相場上げないで」:9年住んで相場は上がっていない、笑顔の方が安く済む。
  • 100発100中メソッド:テクニックで全員落とせる人は存在しない、本物は喋らない。
  • タガログ覚えないと無理:英語通じる国、ボディランゲージでも補える。
  • マウント取りたいだけの人:こじらせ系の特徴を見抜く。
  • 本物は無口:本当のベテランほど自分の手の内は見せない。

フィリピンでマウントを取ろうとする自称ベテランの話は、ほぼ全部「自分を大きく見せたいだけ」です。真に受けてタクシーを下ろされたり相手を切れさせたりするのはあなた自身——3つの理論は参考にせず、笑顔で・分散投資で・英語で十分という基本に立ち返ってください。