皆さん、こんにちは。フィリピン夜のラジオ・セカンドチャンネルのVOKUです。今日は、いつもとは少し趣向を変えて、我々フィリピンパブ(KTV)に通うお客さん側から、KTVで働く女性たちに「どうしてもわかってほしいこと」を、私の独断と偏見も交えつつお話ししたいと思います。彼女たちとのより良い関係のためにも、ぜひ最後までお付き合いいただければ幸いです。少し毒舌も入りますが、ご容赦ください!

円安で思ってる以上に色々高いんです!

まず最初に、そして一番わかってほしいのがこれ。最近の円安の影響で、我々日本人客にとってフィリピンでの支払いが想像以上に高くなっているという現実です。以前は1,000円で500ペソ近くあったのが、今では300~350ペソ程度。例えば400ペソのレディスドリンク1杯が、以前なら800円強だったのが、今や1,100円以上もするんです。ボトルなんて14,000ペソもすれば、以前は28,000円程度だったのが、今では3万円後半にもなります。「たった400ペソだから」「800ペソ上乗せするだけだから」と言われても、内心「高いな…」と思いつつ、流れで出してあげていることを理解してほしいのです。

ボトルもう1本の「重み」を知ってほしい

「ボトルもう1本入れてよ!」と気軽に言われることがありますが、その1本が我々にとってどれほど「重い」ものか、もう少し察してほしい。14,000ペソのボトルというのは、普通の感覚からすれば決して安くありません。出すからには、それなりのメリットを感じたいのです。それは必ずしも下心だけではなく、「特別扱いしてほしい」「もっと盛り上がってほしい」という気持ちの表れでもあります。ただの「いつもの客」扱いなら、正直そんな大金は出したくない。そのボトル1本に込められた客の期待や覚悟を、もう少し理解してほしいなと思います。

「安い安い」言うなら、あなたたちが出してみて!

イベント時などに「3人で3,000ペソだけだから安いでしょ?他ならもっと高いよ!」とか、お腹が空いたときに「600ペソだけだからオーダーして」などと言われることがあります。その度に心の中で叫んでいます、「安いって言うなら、あなたが出してみろ!」と。もちろん、口には出しませんよ。そんなこと言ったらただの痛客ですから。でも、内心ではそう思っています。喜んで出すこともありますが、それは相手への好意やその場の雰囲気であって、決して「安い」からではないのです。

行けない時は本当に行けない!無理に押さないで

仕事や他の用事で、どうしてもお店に行けない時ってありますよね。そんな時に「なんとかして来て!」「お客さんいなくて困ってるの!」と無理に来店を強要するのはやめてほしいです。嘘をついているわけではなく、本当に忙しいから行けないのです。1時間おきに「もう終わった?」と連絡が来るのもプレッシャーです。行けない時は行けない、そのシンプルな事実をどうか理解してください。

お願いだから友達を勝手に呼ばないで!

指名した女の子と二人で飲みたいのに、「友達呼んでいい?」と聞かれ、断りきれずにOKしてしまうこと、ありませんか?そして、大抵の場合、呼ばれてくる友達は、お世辞にも可愛いとは言えないことが多い…。まるでニューガンダムに乗ろうとしたら、隣からザクを連れてこられたような気分です。もちろん、ものすごく可愛い友達なら大歓迎ですが、そうでない場合は正直困ります。二人きりの会話が弾まないならまだしも、自分から積極的に微妙な友達を呼ぶのは勘弁してほしいです。

できない約束を自分からしないで!

こちらから「ホテルに来てよ」と誘って、「後で行くね」と言われて来なかった場合、これはある意味仕事なので仕方ないと思います。期待させることでお酒が出るなら、それは営業の一環でしょう。しかし、こちらが何も言っていないのに、自分から「後でご飯行こう」「ホテル行くから待ってて」などと具体的な約束をしておきながらドタキャンするのはやめてほしい。特に、その約束を信じて時間やお金を割いたこちらの身にもなってほしい。以前、旅行に誘ってもいないのに「私も行きたい!」と言い出し、仕事も休めると豪語していたのに当日ドタキャンされた経験があります。できない約束なら、最初からしないでください。

仕事外のお金求めるなら、仕事外の「何か」をして

「家族が困っているから5,000ペソ助けて」など、仕事外でお金の援助を求められることがあります。これはお店を通さない個人的なお願いですよね。それならば、こちらも仕事外の何かを要求しても良いのではないでしょうか? それは必ずしも性的なことだけを指すわけではありませんが、対等なギブアンドテイクがあって然るべきだと思います。お金だけを一方的に求めるのはフェアではありません。もちろん、先にお金を渡すのはNG。何らかの「対価」があってからお金を渡すのが筋でしょう。

お互いの理解と尊重が、より良い関係を築く鍵

今回は、お客さん側がKTV嬢に「わかってほしいこと」というテーマでお話ししました。 もちろん、KTV嬢たちも生活のために一生懸命働いていることは重々承知しています。しかし、お客さん側にも様々な事情や思いがあることを、少しでも理解していただけたら嬉しいです。

円安の厳しさ、お金を出すことの重み、そして守れない約束の辛さ…。 これらのお客側の本音を知ることで、お互いにとってよりストレスの少ない、楽しい時間を過ごせるようになるのではないでしょうか。

結局のところ、大切なのはお互いの立場を理解し、尊重し合うこと。この記事が、そんな関係構築の一助となれば幸いです。