【マニラ】付き合って半年、本物の彼氏にボッコボコにされた悲惨な日本人男性の話
皆さん、こんにちは。フィリピン夜のラジオ、VOKUです。今回は、フィリピンで実際にあった、ある日本人男性の悲惨な体験談をお話しします。コロナ禍前にも似たような話を聞いたことがありますが、これは特に胸が痛むケースです。KTVの女性との恋愛、そしてその先に待っていた衝撃の結末…。皆さんも他人事と思わず、ぜひ最後まで聞いて、フィリピンでの立ち振る舞いの参考にしてください。
出会いはマニラのKTV「M」
物語の主人公は、仮に伊藤さんとしましょう。50代の日本人男性で、フィリピンでお仕事をされていました。彼が運命の(あるいは悲劇の)出会いを果たしたのは、マニラの繁華街にあるKTV「M」。そこで彼は、一人の女性、Kさんと出会います。
Kさんは黒髪ショートカットが印象的な、スレンダーで美しい女性。お店でもランキング常連の人気キャストだったそうです。明るく親しみやすい性格のKさんに、伊藤さんはすぐに心を奪われ、彼女に会うためにお店に通い始めます。
恋人同士へ、幸せな半年間
お店に通い始めてから約3ヶ月後、伊藤さんとKさんは親密な関係に。Kさんは「彼氏はいない」と言い、二人は恋人同士になりました。毎日のように連絡を取り合い、時にはお泊まりもするような、幸せな日々が続きます。
ただ、毎週決まった曜日だけは「家族が帰ってくるから会えない」という日があったそうです。しかし、仕事には出勤していたため、お店に行けば会えるし、伊藤さんは特に疑問を抱かなかったと言います。Kさんの言葉を信じ、愛情を深めていった伊藤さんでしたが…。
悪夢の夜、本物の彼氏の出現
事件は、付き合い始めてから半年が経ったある日に起こりました。伊藤さんはKさんを仕事終わりに迎えに行き、いつものように一緒に過ごそうとお店の前で待っていました。閉店時間になり、Kさんが出てきましたが、その表情はいつもと違い、明らかに気まずそうだったのです。
「どうしたんだろう?」伊藤さんが訝しんでいると、間もなく一人のフィリピン人男性が現れ、Kさんに馴れ馴れしく声をかけました。「帰るぞ」と。その様子から、伊藤さんは「もしかして彼氏か…?」と直感したそうです。Kさんはその男性と親しげに会話し、キスまでする始末。
状況が飲み込めない伊藤さんが「おい、K!何やってんだ!」と声を荒げると、そのフィリピン人男性が激高。「お前は何なんだ!Kとどういう関係なんだ!」と伊藤さんに詰め寄り、いきなり殴りかかってきたのです。50代の伊藤さんは抵抗できず、一方的に殴られ、倒れ込んでしまいました。周囲の人々が止めに入るまでの間に、彼は意識を失ってしまったと言います。
暴行、そして知らされた残酷な真実
病院で目を覚ました伊藤さんは、顔に打撲と裂傷を負い、数日間の入院を余儀なくされました。もちろん黙ってはいられず、警察に相談しようとしましたが、言葉の壁や手続きの複雑さから、加害者を特定することはできず、泣き寝入りするしかなかったそうです。
退院後、Kさんに連絡を取ろうとした伊藤さん。しかし、LINEはブロックされ、彼女はお店にも姿を見せなくなっていました。後に判明したことですが、あのフィリピン人男性はKさんの本物の彼氏で、同棲しており、付き合いも長かったのです。伊藤さんは、自分がただの浮気相手だったという残酷な真実を知るのでした。
VOKUの考察:この悲劇から何を学ぶか
この話を聞いて、伊藤さんがお気の毒でなりません。彼がKさんを迎えに行った行動自体は、恋人として自然なものかもしれません。Kさんの「特定の曜日に会えない」という言い訳も、フィリピンでは家族を理由にされると信じてしまいがちです。
ただ、もし私が同じ場面に遭遇し、彼女が他の男性と親密な様子を見せたら… 声を荒らげずに黙ってその場を去るでしょう。相手が逆上して暴力沙汰になるリスクは避けたいですからね。特にKTVの女性との関係では、彼女に本命のパートナーがいる可能性は常に頭の片隅に置いておくべきです。
Kさんについては、伊藤さんのことをある程度は大切に思っていたのかもしれません。事件後すぐに姿を消したのは、罪悪感からか、あるいは本物の彼氏から問い詰められて関係を続けられなくなったのか…。真相は分かりませんが、結果として伊藤さんは心と体に深い傷を負いました。
フィリピンでの恋愛、その光と影
今回の伊藤さんのケースは、フィリピンでの恋愛、特に夜のお店で働く女性との関係が持つリスクを浮き彫りにしています。 甘い言葉や態度の裏には、時に厳しい現実が隠されていることを忘れてはいけません。
もちろん、全ての出会いが悲劇に終わるわけではありませんが、常に慎重であること、相手の言葉を鵜呑みにしないこと、そして万が一の事態を想定しておくことが、異国の地で自分自身を守るためには不可欠です。
この話が、皆さんのフィリピンでの安全な滞在と、賢明な人間関係構築の一助となれば幸いです。