【フィリピンパブ嬢】実は割と現在は少ない「ファミサポ(送金問題)」について
「フィリピンパブ嬢は給料の大半を実家に送金している」——これは長らく定説のように語られてきました。フィリピン夜のラジオのVOKUです。でも実際に9年現場を見てきて、本人たちから直接聞いた話を整理すると、最近はこのイメージが結構ずれてきているんです。今回は、ファミサポ=送金問題が現在は割と少なくなっている背景を、3つの視点で解説します。「彼女からの請求は仕方ない」と思い込んでいる人ほど、一度立ち止まって読んでみてください。前提が古いままだと、無駄な金額を出し続けることになります。
背景①:フィリピンの経済状況自体が以前より良くなっている
まず大前提として、ここ10年でフィリピンの経済状況は明確に良くなっています。マニラやセブの都市部はもちろん、地方都市の親世代の所得も以前とは比べものにならない。20年前の「実家=極貧」のイメージで止まっている人は、現状とのギャップが大きいです。
彼女たちの実家を実際に訪ねるとよくわかります。親が普通にiPhoneを持っていて、家にはエアコン、車もある——というケースが普通にあります。「お金困ってるから送って」という話は、本当に困っているのか、それとも生活水準を維持するためなのか、一度疑ってかかる必要があります。フィリピン全体が貧しいという前提のまま付き合うと、相場感を間違えるんです。
背景②:兄弟・親戚も働いていて、本人だけが頼られているわけではない
二つ目は家族構造の変化。フィリピンは大家族で兄弟が多い国ですが、最近は兄弟全員がそれぞれ働いて家計を支えている家庭が大半です。お姉ちゃんだけが家族の生命線という時代は、もう昔の話。
実際に話を聞くと、「兄はサウジで働いてる」「妹は香港でメイドしてる」「弟はBPOで月3万ペソ稼いでる」——みたいに、家族で複数の収入源を持っていることが普通です。だから本人が日本人パートナーから受け取った送金が、実家にとって"必須の生命線"であることは、実は少ない。「私が送らないと家族が食べられない」と言われても、それを鵜呑みにする必要はないんです。本人の生活費や個人消費に回っているケースが、現在は圧倒的に多い。
背景③:トップ層は自分の給料で十分回せている
三つ目は給料の話。以前のpage180でも触れましたが、KTVのトップ層はワンカットオフで20〜30万ペソ稼いでいる。これは月にすると80〜170万円レベル。普通に考えて、家族に送金しながら自分の生活も回せる金額です。
そういう子から「お金困ってるから助けて」と言われた時、それは本当に困っているのではなく、ブランドバッグや旅行、推し活への消費であることがほとんど。SNSを見ればすぐわかります。最新のiPhone、頻繁な海外旅行、ハイブランドのバッグ——これだけ消費している子が、ファミサポで困窮しているわけがない。「ファミサポ」という言葉が、現代では"自分の遊び代"に化けているケースを、しっかり見抜く必要があります。
VOKUの総括:ファミサポの相場感は"昔のフィリピン"のままで止めない
20年前の前提のまま動いていると、今の現場では損をします。
- 背景①経済成長:「実家=極貧」の前提はもう古い。
- 背景②兄弟も稼いでいる:本人だけが家族の生命線ではない。
- 背景③トップ層は自前で十分:ファミサポが個人消費に化けやすい。
- 「困ってる」を鵜呑みにしない:SNSと生活水準を冷静に見る。
本当に困っている子はもちろんいます。地方出身・若い・新人・家族構成が複雑——そういうケースは別途丁寧に見るべきです。ただ、出会った子全員に"昔ながらのファミサポ"の前提を当てはめて出していると、相手の生活水準を上げるだけの財布になってしまう。次の186では、それでも本当に必要な層の見分け方と、巻き込まれないラインの引き方を整理します。