どうも皆さん、こんにちは!今日はフィリピンの治安について、本音でお話しします。「フィリピンって危ないの?安全なの?」という質問をよく受けますが、8年間フィリピンの都市部で暮らした僕の経験から、実際のところはどうなのかを正直にお伝えします。

結論:フィリピンの都市部は危ない

結論から言います。フィリピンの都市部は危ないです。8年間暮らしている僕がはっきり言います。危ないです。

「フィリピンはそんなに危なくないよ」「普通に暮らしていれば何にもないから」という自称ベテランの人の意見を聞くこともあると思いますが、実際は違います。僕は普通に暮らしていても以下のような経験がありました:

  • ホールドアップ(強盗)にあった
  • スリに遭った
  • 泥棒がストーカーしてきた
  • 「日本人どこだ」と探しに来られた
  • 20人に囲まれた経験もある

「普通に暮らしていれば安全」という言葉は本当ではありません。僕は普通に暮らしていましたが、上記のようなトラブルに巻き込まれました。特に外国人は「お金を持っている」と思われるため、ターゲットになりやすいのです。

特に危険なエリアと比較的安全なエリア

場所によって危険度は大きく異なります。特に危険なのは以下のエリアです:

外国人が多く集まるエリアは、実は最も危険です。なぜなら、フィリピン人の貧困層も「外国人はお金を持っている」と知っていて、そのエリアに集まってくるからです。都市部で、特に外国人が多いエリアは要注意です。

対照的に、フィリピンの田舎の方が全然危なくないです。田舎では「ガー」っと襲われることはほとんどないでしょう。

また、BGCやロックウェル(お金持ちのエリア)は比較的安全です。しかし、マカティやマラテなどの一般的な都市部エリアは決して安全とは言えません。

危険回避の方法

では、具体的にどのように危険を回避すればよいのでしょうか?基本的なポイントをご紹介します。

1. 移動は「ドア・トゥ・ドア」で安全に

移動は基本的に「ドア・トゥ・ドア」で行うことをお勧めします。しかし、注意すべき点もあります:

  • バイクタクシー(ムーブイット、ジョイライド、アンガス):便利で安いですが、運転手による強盗事件が報告されています。それでも僕は使いますが、リスクを認識した上で利用しています。
  • グラブ(Grab):比較的安全です。8年間で耳にした事件は1件だけです。それも正規の運転手ではなく、車を借りた別の人物が犯行したケースでした。

「安全」と「便利」のバランスを取ることが重要です。完全に安全な移動手段はありませんが、リスクを最小限に抑える選択をしましょう。

2. 自称ベテランを盲信しない

フィリピン旅行で日本人と知り合い、「この人が言うことは全部正しい」「この人が大丈夫と言ったから大丈夫」と思わないでください。「俺を信じろ」「俺はいつもここに行くから大丈夫」と言う自称ベテランは信じないことです。

自分の感覚を信じてください。薄暗い道や不安を感じる場所は、誰かが「大丈夫」と言っても避けるべきです。明るい場所でも危険はありますが、暗い場所はさらに危険度が高まります。

YouTube動画などを見て「意外と大丈夫そうだな」と思うかもしれませんが、そこに行くメリットはほとんどありません。特に一般の旅行者であれば、「ちょっと見てみたい」という好奇心のために命をかけるリスクを取る価値はありません。動画で見るだけで十分です。

フィリピンで生き抜くために「恋人は絶対に作るべき」

フィリピンで安全に暮らすための重要なポイントとして、「恋人を作るべき」ということをお伝えします。

もちろん、恋人を作らずに何年も1人で暮らしている方もいます。そういう方は「本物のベテラン」で、コネクションがあり、困った時に助けてくれる人が周りにたくさんいるのでしょう。

しかし、普通の旅行者や短期滞在者にとって、恋人がいないと以下のような問題があります:

  • 味方がいない:「友達がいるから大丈夫」と思うかもしれませんが、短期間だけの友達は、いざという時に助けてくれないことが多いです。
  • 緊急時のサポート:恋人なら常に一緒にいるので、困った時に助けてくれます。言わなくても走ってきて「大丈夫?」と心配してくれるのです。
  • 守ってくれる:危険な状況から守ってくれます。
  • 騙されるのを防ぐ:あなたが騙されそうになったときも、自分が騙されているかのように怒り、助けてくれます。

フィリピンでは、「相方」「パートナー」がいることで、多くの困難を乗り越えられます。8年間フィリピンに住んでいる僕でさえ、一人では電気代の支払い方法も分からないほどです。英語もタガログ語も完璧ではなく、リスニングはできてもスピーキングは苦手です。それでもなんとかなっているのは、常に相方がいるからなのです。

僕は断言します。恋人や親友のような存在がいないと、フィリピンでは暮らせません。特に言葉や文化に慣れていない方にとっては、現地の事情に詳しい相方の存在が不可欠です。


まとめ:フィリピンでの安全な滞在のために

フィリピンの都市部、特に外国人が多く集まるエリアは危険です。これは8年間の経験から来る事実です。ただし、適切な対策を取れば、リスクを大幅に減らすことができます。

  • 移動は「ドア・トゥ・ドア」を基本に、比較的安全なGrabなどを利用する
  • 自称ベテランの言葉を盲信せず、自分の直感を信じる
  • 暗い場所や人気のない道は避ける
  • 長期滞在の場合は信頼できる現地の恋人や友人を作る
  • 自分の安全は自分で守るという意識を持つ

フィリピンという国は素晴らしい魅力に溢れていますが、同時に危険も存在します。現実を理解した上で、適切な対策を取り、フィリピンの良さを存分に楽しんでください。安全第一で行動することが、真のフィリピン体験につながるのです。

最後に、この記事は脅すつもりではなく、現実をお伝えするために書いています。知識があれば対策ができ、より安全に楽しく過ごせるはずです。みなさんのフィリピン滞在が素晴らしいものになることを願っています。