「KTVにハマるのはしょうがない、それだけの魅力があるんだ」——そう自分に言い訳したくなる気持ち、わかります。フィリピン夜のラジオのVOKUです。今回はKTVにはまってしまっても仕方がない3つの理由を、現地で見続けてきた立場から正直に整理します。明るさ、一生懸命さ、そしてピンクな話への寛大さ——この3つが合わさると、日本の現実に戻った時に物足りなく感じるのも当然なのです。

1つ目:とにかく明るい——「面白い空間」を錯覚させてくれる

KTV嬢は晴らすプロです。普通のフィリピン人も国民性として明るいけれど、KTV嬢はトークの構成、盛り上げ、間の取り方——すべてプロ。例えば「布団が吹っ飛んだ」レベルの死ぬほどつまらないダジャレを言っても、「何それ、布団が吹っ飛ぶの?なんで?あははは」と笑ってハイタッチまで来てくれる。

本来そのダジャレは何も面白くないのに、その一連のリアクションで「あ、今この空間ちょっと面白いな」と勘違いさせられる。我々はお笑い芸人ではないので普段はつまらない——でも、自分のしょうもないボケがバーっと受ける空気をKTVで一度味わうと、日本に帰ってお笑いの話が通じない時の物足りなさが効いてきます。これが第一の中毒因子です。

2つ目:何かと一生懸命——理解しよう、覚えようとする姿勢

KTV嬢は本当に何かと一生懸命です。こちらが分かりにくい話をしても、なんとか理解しようとしてくれる。英語が通じなければ日本語で必死に聞く、その場でスマホで意味を調べる——我々日本人が普段やらないことを当たり前にやってきます。

日本に行ったことすらないのに日本語を日常会話レベルまで覚える——タガログ語も英語もほぼ完璧、客に合わせて中国語や韓国語まで覚える子もいる。仕事になると効率が悪い面はあるけれど、言語を覚える能力に関しては普通の日本人より頭がいいと僕は思っています。プチワーク、ドリンクが切れたタイミングを見て注文する、おしぼりを巻いてくれる——細かいけれど真面目で、なんだかんだ気が利く。これに触れると「日本に戻って同じレベルの世話を期待するのは無理」と感じてしまうのです。

3つ目:ピンクな話に圧倒的に寛大

そして3つ目——これが最大の中毒因子です。下ネタへの寛大さが日本人の比ではない。日本人同士で「1週間に何回バテバテしてるの?」と聞いたら確実に引かれますが、フィリピンパブ嬢に聞けば「3回かな、毎日してるよ、それが何か?私マリボだもん」と笑って返してきます。

男はどんなに繕っても下ネタが好き——マッチングアプリでギリシャ人と会話が続いた時も、香港の女性と関係になった時も、きっかけは全部下ネタでした。下ネタは全国共通の最強カードで、誰もが持っているのに使うとどこでも盛り上がる。それを日本では引かれるけれど、KTVでは喜んで乗ってくれる——笑顔で楽しんでいるけれど下半身ビンビン、というあの空気をくれる相手は他にいません。日本のテレビ番組がフィリピン取材で必ず下ネタを撮るのも、それが全世界共通の鉄板だからです。

VOKUの総括:はまるのが当然な3要素

明るさ、一生懸命さ、下ネタへの寛大さ——3つ揃ったら日本人男性は持っていかれます。

  • とにかく明るい:つまらないボケでも空間を面白くしてくれるプロ。
  • 何かと一生懸命:理解しよう、覚えようとする姿勢が真面目。
  • 言語習得能力が高い:日本に行ったことなくても日本語を覚える。
  • 下ネタに寛大:全国共通の最強カードを笑顔で受け止めてくれる。
  • 日本に戻ると物足りない:3つの欠如が中毒症状を生む。

KTVにはまるのは仕方ない——明るさで錯覚させ、一生懸命さで気持ち良くさせ、下ネタで盛り上げてくれる相手は、他にそうそういません。「だってしょうがないじゃないか」を誰かに認めてほしい時、この3つが揃ったKTVの存在自体が答えです。