ベテランの女の子は、本来であれば最も安心して指名できる存在のはずです。フィリピン夜のラジオのVOKUです。しかし長年見てきて感じるのは、経験を積んだ嬢ほど自分では気づかないミスを犯し、結果として客を遠ざけてしまうことが少なくないということ。本来は強みであるはずの「経験」が、自覚のなさによって裏目に出てしまう瞬間。今回はそうしたベテラン嬢ならではの典型的なミスを3つに絞って、率直にお話しします。

ミス①「分かってる感」を出しすぎる

ベテラン嬢にいちばん多いのが、会話を先回りして「分かってる感」を被せてくるパターンです。「あ、知ってる、知ってる」「私それ昔やったことあるわ」「日本人ってこういうのでしょ」と、こちらの話を聞き終わる前に断定してくる。よく聞いてみると、その「分かってる感」の中身は、日本に1〜2年滞在しただけで仕入れた一般論にすぎなかったりします。VOKU自身も9年フィリピンに住んできましたが、未だに「フィリピンのことが完全に分かった」とは到底言えません。それなのに数年の経験で日本も韓国も中国もドバイも語ってしまうのは、率直に言って無理がある。そして指摘するとプライドの高さから強烈に反論してきて、こちらが気を使ってしまう——客を知らないうちに疲弊させる、典型的な自覚なきミスです。

ミス②来店数よりドリンク数だけを重視する

ベテラン嬢の頭の中は、しばしば「ドリンクが全て」に偏ります。客の本数だけで価値を判断し、来てくれる頻度や信頼関係を二の次にする。「今回はお金がなくてワンショットで勘弁してね、次は出すから」と言ってくれる客でも、大事に育てれば後で必ず出してくれるようになるのがプロの本来の仕事。それを「今日ドリンクが少ないから10分で切ろう」とやってしまうから、関係が育たないのです。マラテのようにドリンクの本数で給料が直接動くシステムなら判断は理に適っていますが、マカティでは指名のポイントが給料に効く以上、来店頻度こそ大事にすべき。クソ客を切るのは正しい、しかし「次に育つ可能性のある客」まで切ってしまうのは経営判断としての明らかなミスになります。

ミス③他の子へのマウント

そしてこれがバチクソに多い、他の子へのマウント。「私、日本行ったことあるよ。あなたはまだないでしょ?」「私、日本語喋れるよ」「私、KTV歴20年」——マウントの取り合いはフィリピン人にも日本人にも見られますが、ベテラン嬢のマウントは桁が違います。問題は、それが見ている第三者にとってまったく気持ちよくないこと。突っ込みたくなる隙だらけのマウントなのに、プライドの高さから反論されると面倒だから誰も指摘しない。結果、客にも他の子にも気を使わせるだけで、当人の評価には何ひとつプラスに働かない。VOKUが「9年住んでるからフィリピンを全部知っている、女も全員落とせる」と語ったらどうでしょう?クソつまらないし、誰も信用しない。それと同じことをベテラン嬢は無自覚にやってしまっているのです。

VOKUの総括:ベテランの強みは「自覚のなさ」で消える

本来であれば経験こそが武器になる仕事なのに、自覚のなさが積み重なって自滅していく——それがベテラン嬢に共通する構造です。

  • ミス①分かってる感:先回りで会話を被せ、客に気を使わせる。
  • ミス②ドリンク数偏重:育つ可能性のある客まで切ってしまう経営判断のミス。
  • ミス③他の子へのマウント:見ている第三者の気分を確実に下げる。

「自分はベテランだから」を言わない・出さないだけで好感度は跳ね上がる仕事です。それができるベテランが少ないからこそ、出来た人は長く愛され続ける——そういう構造でもあります。